人材強化は定着から!ネガティブ離職を防ぐ手法 |株式会社ライフワークスタイルラボ

人材強化は定着から!ネガティブ離職を防ぐ手法

2024.08.07

今回のインサイトは「一体化度を高めて、ネガティブ離職を防ぐ」がテーマ。

生産性向上に伴奏するCXかえる事業部のコンサルタントが、企業の管理部門が抱える悩みのひとつである組織の生産性を高める方法について、「人材・組織・環境」の面から成功のポイントをお伝えしていきます。

コンサルタント プロフィール

株式会社ティーズブレイン 取締役執行役員   兼 株式会社ライフワークスタイルラボ
CXかえる事業部 
ソリューション開発・企画グループ部長
東京大学大学院共同研究
「はたらくコンソーシアム」事務局長
森 美香

豊富な働き方コンセプトメイクと生きたオフィス環境づくり、東京大学大学院との共同研究にて培ったアカデミックな知見を融合させ、様々な企業の「自社らしい働き方」追求のお手伝いに駆け回る。
コンサルティングのみならず、多くのイベントで講演・講師としても活躍中。 

2024年からは東京大学大学院稲水准教授と共同設立した「はたらくコンソーシアム」事務局長として、
日本の働き方と組織のあり方に革新をもたらす取り組みを実践中!

はじめに 

 今、日本企業の直面する経営課題として多く挙げられるキーワードは「人材強化」だそうだ。
併せて「働きがい・従業員満足度・エンゲージメント向上」という課題も増加傾向ということはよく聞く。
少子高齢化の中、人手不足に悩み、採用強化ということに腐心されている企業は多いが、これも「人材強化」という課題につながる話なのだろう。
採用ももちろん大事だけれど、苦労して採用した社員を「定着させる」ということは、それ以上に大切なことだ。
そのためには「組織の一体化度」を高めていくことがポイントになっていくのかもしれない。

組織の一体化とはなにか?

 「組織の一体化」というのは英語で「Identity」とか「Identification」というそうだ。
「Identity」は、みなさんもよく聞く、あの「アイデンティティ」だ。
つまり「らしさ」、このインサイトの初回でも取り上げたテーマだ。

 学術的に言えば、「自分、さらには組織が『自分(たち)は何者であるか』を理解していくこと。
それを通じて組織への一体化を高めていくこと」を意味するらしい。
エンゲージメントや組織コミットメントにも近い感じだろうか。
近いというか、この一体化が高まって、はじめてエンゲージメントや組織コミットメントが高まっていくという感じのような気がする。
なぜなら、「自分、さらには組織が『自分(たち)は何者であるか』を理解していく」ことなの   だから。                                            読者の皆さんは、どこまで理解されているだろうか?日々、目先の仕事に追われていると、どうしても「なんだっけ?」となってしまいがちなものかもしれない。

組織の一体化を高めるために必要な3つの要素

 では、組織の一体化を高めるためには、どうすればよいのか?                  3つの大切なポイントがある。

 まずは「これが自分たちなのだ」という明確なビジョンが必要だろう。
明確なビジョンがなければ、ただ勝手な妄想が飛び交うだけで、一体化どころかバラバラになってしまう。

 次に必要な要素は、社員がそのビジョンを「自分ゴト」としてとらえること。
会社の目指していることはわかるけれど、自分がやっている仕事には関係ない…。そんな風に思っている社員って意外に多いかもしれない。
そういった場合に、ビジョンをより社員にとって身近に感じるレイヤーまで因数分解して落とし込むことは有効だ。
例えば日々の働き方や働く環境の在り方といったレイヤーだ。それを、社員が自分で考えて自分の言葉で表現することが重要だ。

 さらに、それを習慣化し、浸透させることが3つめの要素だ。コロナ禍を経て、私達の働き方は、オフィス勤務・在宅勤務・シェアオフィス等のサードプレイス勤務…と選択肢が多様化したが、働き方の選択肢が多いほど、社員の組織コミットメントが高くなるという調査結果がある。
例えば、こういう多様な働き方を浸透させるためには、会社としての仕組みやそれを支えるICTツールや、働く環境の整備、管理職をはじめとしたマインドチェンジが必要だ。

組織一体化のための3要素を効果的に実施するためには?

 これら3つの要素を効果的に行うためにまずは抑えなければならないことがある。現状の可視化と効果検証だ。つまり、自社にとって今何が必要がをしっかりと見定め、組織の状況に合わせて手をうつことだ。
 
…さて、組織の一体化度、貴社はいかがだろうか?

【無料ウェビナーのご案内】
将来に向けて人材を強化するための効果的な方法は?

 現在、日本企業が直面している経営課題として多く挙げられる「人材強化」。

 巷では採用強化に関する情報が溢れているけれど、優秀な社員を採用すること以上に、苦労して採用した社員を「定着させる」ということが必要なのではないでしょうか? 
社員の定着化のためには、「組織の一体化度」を高めるということがポイントになります。

 本ウェビナーでは、そもそも「組織の一体化度」とは何かを解説しながら、
「組織の一体化度」を高めるための3つの要素を事例を交えながらお伝え致します。  
「有望な社員がなかなか定着しない…」「どうも会社組織にまとまりがない…」といった悩みを持つ経営者・管理部音の皆様にぜひ参加いただければ幸いです。

【おまけ】故郷を愛する食いしん坊大臣 私の愛しのソウルフード

 今年の夏は異常に暑い!ですね。

日中外出するのも万全に対策しないと体に応えますね。
そろそろ夏休みという方もいらっしゃるかもしれませんが、暑い夏休みに故郷に帰省すると必ず家族で立ち寄ったお蕎麦屋さんがあります。

岐阜市役所近くの「更科」というお蕎麦屋さん。
ここの「冷やしたぬきそば」は絶品!
濃いタレに天かすと甘辛く煮た揚がたっぷり。
わさびをたっぷりつけて、コシのあるおそばをすすると、故郷の「懐かしさ」が蘇ります。

「懐かしい」って思う気もち、例えば自分の会社のオフィスに感じられたら、組織の一体感もちょっと変わるかもしれないですね。(あーまた食べたくなった…)

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