「らしさを活かす」生産性の高い職場
2024.07.22
今回のインサイトは「自分らしさを活かすことで得られる生産性の高い職場」がテーマ。
生産性向上に伴奏するCXかえる事業部のコンサルタントが、企業の管理部門が抱える悩みのひとつである組織の生産性を高める方法について、「人材・組織・環境」の面から成功のポイントをお伝えしていきます。
目次
コンサルタント プロフィール
株式会社ライフワークスタイルラボ
CXかえる事業部
ソリューション開発・企画グループ
ディレクター
庄司高浩
これまで大手外資系企業、コンサルティングファームにて多数の変革プロジェクトをリード。
特に生産性向上・業務改善における実行支援を中心に、全社オペレーション改革、DX支援、組織マネジメント変革、幹部育成など幅広い分野で目に見える成果創出にこだわり支援を行う。
はじめに
中小企業における生産性向上は常に重要な課題です。しかし、その過程で個性や自己表現をどう活かすかという点もまた大きなポイントです。社員が自分らしく働くことができれば、成果にどんな影響があるのでしょうか?
個性を尊重することの意義
個性とは、人それぞれ異なる特性や才能、そして考え方のことです。中小企業においては、社員一人ひとりの個性が企業全体の力になり得る要素となります。個性を尊重し、社員が自分らしく仕事に取り組むことができれば、次のようなポジティブな影響が期待できます。
モチベーションとエンゲージメントの向上
自分の個性を活かして仕事ができると、社員のモチベーションが向上します。仕事に対する意欲が増し、自発的に積極的に取り組む姿勢が生まれます。例えば、クリエイティブな能力を活かせる仕事ができる社員は、より創造性を発揮し、新しいアイデアを提案することができます。これが企業のイノベーションを促進し、成果を生み出す原動力になります。
チームの多様性と問題解決能力の向上
チーム内に異なるバックグラウンドや専門性を持つメンバーが集まることで、複数の視点から問題を捉え、多角的なアプローチで解決策を考えることが可能になります。例えば、技術的な専門性を持つメンバーがデータの解析を行い、同時にデザインやマーケティングの専門家がユーザーの視点や市場のニーズを考慮することで、より効果的な製品やサービスの開発が実現します。
個別のニーズに対応した成果の最大化
社員が自分のライフスタイルや家庭の状況に合わせた柔軟な働き方が許される場合、その社員は仕事に対するモチベーションを高めることができます。例えば、育児や介護の責任を持つ社員にとって、リモートワークやフレックスタイムの提供があれば、仕事と家庭生活の調和を図りやすくなります。このような柔軟な働き方の提供は、社員のモチベーションを維持し、長期的なパフォーマンスを支える要因となります。コロナ渦後のオフィス回帰の動きが企業やそこで働く社員一人ひとりの成果最大化につながっていくのかどうか今後の動向を興味深く見守りたいものです。
企業文化の形成とリテンションの向上
個性を尊重する企業文化が形成されることで、社員の満足度や忠誠心が向上し、リテンション率が改善されることがあります。社員が自分らしく働ける環境であれば、その企業に対する帰属感や誇りも増し、長期的な雇用関係の築き方に寄与します。
まとめ
自分たちらしく働くことが許され、さらに推奨される企業文化が、中小企業においてもたらすポジティブな影響は多岐に渡ります。AIやDX推進の動きは生産性向上において欠かせないものとなる中、個性を活かし、社員一人ひとりが自分の強みを最大限に生かせる環境を整えることが、生産性向上という大きな成果をもたらすもう一つの重要な鍵となるでしょう。皆さまの会社でもぜひ「自社らしい」「私らしい」働き方を追求してみてはいかがでしょうか。
【おまけ】庄司の快し日々
『自分らしさを取り戻す時間』
仕事に疲れたときや気分転換したいときなど、私はよく神社巡りをしてリフレッシュしています。
最近のスポットでおすすめは、伊勢原にある大山阿夫利神社!
趣ある参道を抜け、さらにケーブルカーを登るとそこには房総半島や伊豆諸島まで見渡せるミシュラン2つ星の絶景が待っています。
カフェも併設されていて、絶景を見ながらゆっくり過ごす時間もまた贅沢。
秋の紅葉ライトアップもおすすめです!